一般社団法人農サイド -神戸市西区のマルシェ運営-

お知らせ

2026.01.07

2025年12月7日㈰『BE KOBE ORGANIC DAY!!』開催レポート


2025年12月7日㈰、『BE KOBE ORGANIC DAY!!』が神戸市北区にある「あいな里山公園」で開催されました。3年目となる今回も澄み渡る空の下、たくさんの来場者や出店者の熱気に包まれ賑やかな一日となりました。

当日は2つのイベントで構成されていました。ひとつは神戸市内外の農家や飲食店が揃ったオーガニックマルシェ、そしてもうひとつはオーガニックシティとしての神戸を考えるトークイベントです。

公園内の「農家のにわ」などで展開されたオーガニックマルシェ、多種多様な野菜に多彩な飲食が集う様はまさに壮観のひとこと。あっちのブースにこちらのテントへとそぞろ歩きもまた楽し、きっと胸躍るひとときとなったはず。そしてこういったマルシェでの楽しみのひとつが出店者とのやり取り。野菜の作り方やモノ作りへの思い、素材のこだわりやとっておきの味わい方など会話の花は次々に咲いていきます。野菜の栽培相談やレシピの話題もそこかしこで行われるなど、顔と顔が見えるふれあいならではの光景でした。

そんな活気に満ち溢れたマルシェと同じ空間に「農村舞台」があります。そこで繰り広げられた5つのトークイベント。オーガニックシティとしての歩みを確固たるものとすべく、また、みんなで共有して作り上げていくために、いろんな活動の報告や取り組みを軸にした語らいがありました。様々な立場の人がそれぞれの視座から展開する言葉群。どれを取っても重みがあり深みもあります。それを分かち合うために整えていくファシリテーターの人たち。じつに見ごたえ聴きごたえのある時間でした。
ここに簡単にですがトークイベントを紹介していきます。

① 『神戸の農業・漁業・林業のオーガニックな取り組み』では大皿一寿さん(KOBEオーガニック推進協議会会長)、糸谷謙一さん(兵庫漁業協同組合)、曽和具之さん(神戸芸術工科大学准教授)に神戸の農林水産業にこれから必要なものはなにか等語ってもらいました。

② 『神戸のオーガニック食材を利用した新しい価値創造』、神戸で作られる有機食材の価値創出について安福武之助(株式会社神戸酒心館)、鯛かおるさん(株式会社神戸咲く咲くHarmony)、田村竜太郎さん(株式会社ヤマダストアー)に話をしていただきました。

③ 『神戸のオーガニック学校給食 これまでとこれから』においては西村栄二さん(陽だまり農園)、森田守さん(もりたんぼ)、藤原啓さん(神戸市経済観光局農水産課課長)に学校給食への神戸産有機野菜の導入に関する現在の状況などを教わりました。

④ 『オーガニックの理念とユニバーサルな社会の実現』とはなにか、その仕組みや考え方などを、三好智子さん(木更津市オーガニックまちづくり推進アドバイザー)、村上豪英さん(有限会社リバーワークス)、山口由美さん(神戸市市会議員)に説明してもらいました。

⑤ 『神戸のこれからを考える オーガニックシティという考え方』という概念、またその未来像なども含めた多角的な考えを黒田慶子さん(神戸市副市長)、大元鈴子さん(鳥取大学教授)、三好智子さん(④と同じく)に示していただきました。

「あいな里山公園」は里山や田畑をそのまま残し、そこに茅葺きの古民家などを移築し管理している公園です。そこには里の暮らしや里山の風景を後世に伝える思いが込められています。そのような場所で開催されたこの『BE KOBE ORGANIC DAY!!』の意義、参加された方々の思いの数々。神戸を、このまちを誰かに任せきりにするのではなく、誰もが担い、みんなで考えて作り上げていくことがこの先必要でありまた大切なことではないかと1日を通して学びました。次なる開催、そして再会を楽しみにしています。

当日の模様