一般社団法人農サイド -神戸市西区のマルシェ運営-

3つの取り組み 消費者と農家、地域と農家、行政/企業と農家を繋ぎながら、
これからの未来に必要とされる「食と農のあり方」を一緒に考え、共にカタチにしていきます。

03 あいな里山公園農地管理支援 農家の可能性追求

  • #農業者育成
  • #農村部と都市部の接続

国営明石海峡公園神戸地区公園「あいな里山公園」の農地管理運営の一環として、公園内の農地など様々な資源を活用した取組みを行っております。遊休農地の活用では、神戸市が推進する「神戸ネクストファーマー制度」※1の認定スクールとして有機農業者育成スクールを開講。地域内有機農家が講師となり、生きた学びを提供するだけでなく、有機農業の専門家をお招きし、より実りある座学も提供しています。(2023年末現在で35人が卒業。)また、公園の敷地を活用したイベントの企画・運営も実施しております。神戸市の「オーガニックビレッジ宣言」※2を推進する取り組みとして2023年12月に開催した「KOBE ORGANIC DAY!!」では、通常の来園者数の6倍以上の集客成果となり、神戸市内外の消費者と有機農業者の繋がり創出に寄与することができました。その他、公園の管理センターが実施する様々なプログラムにも協力しています。

※1 神戸ネクストファーマー制度とは、働きながらでも可能な短時間の農業研修(合計100時間程度)を受けることで、100平方メートルから1,000平方メートル未満の小規模な農地を借りることができるようになる制度のこと。

※2 オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費までを一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組を進める市町村のこと。。国が掲げるみどりの食料システム戦略のもと、農林水産省はオーガニックビレッジとして宣言を行った市町村に対して支援を行う。

あいな里山公園
農地管理の仕組み

農サイドが中心となり、新規就農者・若手農家・農業スクールの卒業生・地域住民の方々と協力体制を構築、農家としての経験や知識・スクールで学んだことが活かせる"新しい働き方"を適切な対価設計のもとで創出しています。また、教育機関との連携による農に関する学びの場の設計・運用や、行政との連携による都市と農村を繋ぐための企画の実施など、農家が活躍する関わり方を増やすことで、持続的に農家が関わり続けられる仕組みを作っています。

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